国立自然保護区(Chatley Moss)
サロベツ学会ブログ
    チャタレー湿原の景観とその特徴
チャタレー湿原は、湿原の基盤が石灰岩であったため、ある時期に陥没し表層の泥炭層が浮き上がってできた、きわめて珍しい発達史を持つ、高層湿原である。周辺の放牧地から、栄養分を含む雨水が流れ込むために一部富栄養化し低層湿原の景観を見せるようになった。現在、周辺放牧地では、化学肥料の施用を禁止し、栄養物質が湿原に入るのを抑止している。